Integration Piano Method(IPメソッド)は、身体・テクニック・感覚・音楽・表現を、ひとつにつなげて学ぶピアノメソッドです。
ピアノを弾くとき、身体の使い方だけを学んでも、テクニックだけを練習しても、楽譜を正しく読めても、それだけでは、自分らしい音楽表現にはつながりません。
大切なのは、
身体が自由に動けること。
必要なテクニックを使えること。
音を感じられること。
楽譜から音楽を読み取れること。
そして、「今ここ」で自分の音を選べること。
Integration Piano Methodでは、この5つを別々に学ぶのではなく、すべてをつなげていきます。
Integration Piano Method ®5つの柱
BODY|身体を知る
身体の構造を知り、無理なく自由に動ける身体の使い方を学びます。
「力を抜く」のではなく、
どの筋肉を使っているのか、
何をやめればいいのかを具体的に感じながら、演奏の土台を作ります。
TECHNIQUE|自由に動けるテクニック
テクニックは、ただ指を速く動かすためのものではありません。
表現したい音楽を実現するための手段です。
身体の構造と動きを理解しながら、無理なく必要な奏法を身につけていきます。
SENSE|感じる力を育てる
「どう弾けば正解か」ではなく、
私はどう感じるのか。
どんな音が好きなのか。
自分の感覚を育てることで演奏の選択肢が生まれます。
MUSIC|楽譜から音楽を読み取る
楽譜を読むことは、音符を順番に追うことだけではありません。
拍子、調性、和声、フレーズ、緊張と弛緩、エネルギーの流れ、音の役割。
楽譜に書かれた情報から、音楽の意味を読み取る力を育てます。
PERFORMANCE|「今ここ」で演奏
本番では、練習通りに再現しようとするだけではなく、
その瞬間の音を聴き、感じ、選びながら演奏することが大切です。
「今ここ」に注意を向けながら、その場で音楽を創る力を育てていきます。
IPメソッド®は、なぜこの5つを統合するのか
ピアノの演奏は、ひとつの要素だけでできているわけではありません。
身体が自由でも、どんな音を出したいのか分からなければ、表現にはつながりません。
音楽を深く理解していても、それを実現するテクニックがなければ、思い描いた演奏にはなりません。
また、十分に練習していても、本番で「今ここ」の音を聴けなくなれば、いつもの力を発揮できないことがあります。
だからIntegration Piano Methodでは、身体 → テクニック → 感覚 → 音楽 → 表現を別々に考えません。
それぞれが影響し合い、つながることで、
初めて「自分の音楽を、自分の身体で表現する」ことができると考えています。
目指しているのは、上手に弾くことだけではなく、
自分で感じ、自分で選び、自分の音で表現できること。
そのために、5つの柱を統合して学んでいきます。
「正解を教わる」から、「自分で選べる」へ
ピアノのレッスンでは、「ここはもっと歌って」「ここは弱く」「このフレーズはこう弾いて」と、先生から答えを教わることがよくあります。
もちろん、知識や選択肢を知ることは大切です。
でもIntegration Piano Methodでは、そこで終わりません。
自分はどう感じるのか。
どんな音を出したいのか。
どちらの表現が、この音楽に合うと思うのか。
実際に音を出し、聴き、感じながら、自分で選んでいきます。
先生の役割は、ひとつの正解を与えることではなく、
その人が自分で感じ、考え、選べるようになるための選択肢や視点を増やすこと。
そうして少しずつ、「先生に言われたから弾く」演奏から、「私はこう弾きたい」と選べる演奏へ。
それが、Integration Piano Methodが大切にしている学び方です。
Integration Piano Method®は、こんな方に向いています
たとえば、
- 弾いていると肩・腕・手首が疲れる
- 力んでしまい、思うように動けない
- 速い曲や大きな音になると身体が固まる
- 練習しているのに、なかなか弾きやすくならない
- 楽譜は読めるけれど、どう表現したらいいか分からない
- 「もっと歌って」「もっと感じて」と言われても、どうしたらいいか分からない
- 自分がどんな音を出したいのか、よく分からない
- 本番になると、いつものように弾けなくなる
- テクニックと音楽表現を、別々ではなくつなげて学びたい
Integration Piano Methodでは、こうした悩みを、
身体だけ。
テクニックだけ。
音楽だけ。
という一方向から見るのではなく、
身体・テクニック・感覚・音楽・本番での脳の使い方
をつなげながら考えていきます。
「できない」の原因は、ひとつとは限りません。
身体の使い方を変えただけで弾けることもあれば、
音楽の捉え方が変わった瞬間に動きが変わることもあります。
その人が今どこで止まっているのかを見つけ、
必要なところからアプローチしていきます。
Integration Piano Method®は、どうやって生まれたのか

Integration Piano Methodは、「どうしたら、もっと自然に弾けるのか?」「どうしたら、もっと自由に表現できるのか?」という問いから生まれました。
ピアノを弾くうえで、テクニックはとても大切です。でも、テクニックだけを磨いても、身体が固まっていれば自由には動けません。身体が自由になっても、自分がどんな音を出したいのか分からなければ、表現にはつながりません。音楽を理解していても、本番でその瞬間の音を聴けなくなれば、思うように演奏できないこともあります。
だから私は、ピアノ奏法だけではなく、
身体の構造と使い方、
アレクサンダー・テクニーク、
神経や感覚の働き、
音楽の読み方、
本番での意識の使い方
を長い時間をかけて学び、演奏と指導の中でつなげてきました。
そこで見えてきたのは、身体、テクニック、感覚、音楽、表現は、本来ひとつながりのものだということでした。
その考えを体系化したものが、Integration Piano Method(IPメソッド)です。
学びのゴールは、「自分でできる」こと
Integration Piano Methodが目指しているのは、レッスンのときだけ上手く弾けることではありません。
自分の身体を感じ、自分の音を聴き、楽譜から音楽を読み取り、
今、自分に何が必要なのかを自分で判断できること。
そして、「こう弾きたい」と思ったことを、自分の身体とテクニックを使って実現できること。
それが、最終的な目標です。
先生がいなければ分からない演奏ではなく、
自分で感じ、
自分で考え、
自分で選び、
自分で変えていける演奏へ。
Integration Piano Methodは、その力を育てるためのメソッドです。
Integration Piano Method®を学ぶ
Integration Piano Methodは、アカデミーや各地の指導者を通して学ぶことができます。
身体の使い方を見直したい方も、テクニックをもっと自由にしたい方も、自分らしい表現を見つけたい方も、
あなたに今必要なところから、学び始めることができます。